toggle
P+プロジェクトは、住宅診断(ホームインスペクション)、耐震診断、リフォーム相談などを通じて、安心・安全・暮らしやすさ・自分らしさをサポートします。
2017-04-07

家のトラブル!?メンテナンス準備はできていますか?

家のトラブル!水栓・ユニットバス・換気扇・照明器具など住宅設備機器類の品番はわかりますか?

 

 家の中の住宅設備機器類には耐用年数があります。利用頻度や使い方によっても故障や不具合は起きてしまうものです。住宅に備え付けの機器類の不具合への対処の第一歩は、その製品の品名、型番、その不具合箇所の部位名称を知ることから始まります。

  新築戸建、新築マンション、あるいはリフォーム工事をした場合においても、工事の完了後には、使用された機器類の取扱説明書や保証書をまとめたものを施工業者さんから受け取ることと思われますが…。受け取っていますか?

 みなさん、その書類の中身の確認はされましたか?工事完了で綺麗になった新しい住まいに「ウキウキ」としてしまい、渡された書類の中身をしっかりと確認し忘れることがあります。何か不具合が起きた時に初めて、「あの時のファイルをみれば…わかるはず」くらいに、頭の片隅に記憶を留めておけばよいものなのかもしれません。

  しかし、不具合は何年か経過した日の突然に起きるもの。その時、慌てて書類を探り「あれ?これしかないの?」「この製品は何年式のなんという商品なのだろう?品番がわからないなぁ…どこにかいてあるの?」ということが起きないように。準備しておきましょう!工事完了後、引き渡し時には住宅各所の使い方やメンテナンスの説明を受けましょう。それぞれの機器と照らし合せながら、「どこの誰なのか」素性がわかるように書類を見ておく事をお勧めいたします。説明を受けていて品番と名称が曖昧なモノが見つかった場合には、すぐに施工会社に確認してもらいましょう。工事完成から時間が経って施工した会社に確認しても調べるに時間がかかったり、場合によっては資料が残っていない場合も考えられます。

品番の調べ方

 いまはネットを使って色々と調べる事ができますが、その時にもやはり「品名、品番(型番)、年式」がわからないと検索で絞り込む事ができません。商品は、品名(シリーズ)や年式によって作られ方や部品の構成が少しずつ異なっています。同じ品名(シリーズ)のものでも、年式が変われば、似ていても別のものが使われていることがあります。似ているからといって必ず同じように取り付けができるとは限りませんので、注意が必要です。業者さんに見てもらい修理する場合においても、品名と品番(型番)がわかるとスムーズに対応が進みます。

 品名、品番(型番)の調べ方

1;工事完了時や住宅購入時に受け取る書類を確認。

書類を見てもメーカー名と商品名称しかわからない場合があります。

     ↓

2;見つからない場合。

不具合のある製品に表示されているシール(銘板)を探して見てください。品番の調べ方についてtotoとinaxの案内サイトがありますの次のサイトを参考に

探してみてください。

品番を調べる(TOTO)http://www.toto.co.jp/aftersupport/number/

品番の調べ方(INAX) http://iinavi.inax.lixil.co.jp/hinban/index.html

 ここまで、調べてわからない場合には、建物を販売した会社、建物を管理している会社、建物を施工した会社など、窓口となるところに「商品の品名と品番がわからないので教えて欲しい」と一度尋ねてみましょう。それでもわからない時には…。

3;建物の着工年月日から商品の年式を探る

 集合住宅、マンション、分譲建売などでは品番のシールが貼られていないことが多く見受けられます。ちょっと大変ですが商品名称とメーカーが分かったら、商品の年式からカタログをみて調べてみましょう。

 メーカーのHPサイトから過去のカタログを見ることができます。品番が特定できない場合にはそのカタログを見ながら、調べていくことになります。

 工事をした年月日を確認しましょう。部分的な改修、例えば浴室だけの改修工事なら、ほぼその年の年式のモノで間違いありませんが、新築戸建などは工事の完成した年月(竣工日)ではなく、浴槽(ユニットバス)が建物に納品され施工された年月を探らなくてはなりません。

 建物の規模や構造にもよりますが、木造の新築戸建は工事期間が4〜6ヶ月くらいなので、竣工日の約2ヶ月〜2.5ヶ月前に遡ります。商品そのものは着工時には仕様が決まっているので着工時の商品と考えれば良いでしょう。

 マンションなどは工期も長くなり、階数や規模によって設備搬入施工日の特定は難しくなります。着工日からユニットバスを施工するまでの期間も空くので、詳細の仕様がフィックスされるのがどの時点になるかは建設会社や現場によって異なるものと思われます。 

 着工時に仕様がフィックスされるものと考えれば、着工日の年月日。仕様がフィックスされたのが施工に間に合うようにギリギリで発注されていた場合には、規模や工程の組み方で大きく変わってきますので具体的な年式を割り出すのは難しくなります。その場合には竣工日を基準に、何年か前まで遡り年式の幅を見ておく必要があります。

  また、マンションや分譲建売の場合には、数がまとまって発注されることもあり業者向けの仕様で通常の商品ラインナップと異なる品番が付けられていることがあります。

 見た目は通常商品と同じでも、ドアや水栓など各所の組み合わせや詳細の仕様が特注扱いとなっていたりしますが、その時は年式を抑えることが肝要です。

  ここまで調べると、ぴたりと特定できなくともおおよそのことが判明します。

 

参考までに調べるためのサイト紹介いたしますのでご活用ください。

 

TOTOでは商品の検索ハンドブック『見つかるくん』というのがあります。

トイレ商品検索ハンドブック(見つかるくん)

http://www.com-et.com/jp/page/toilet/mitsukarukun/

水栓金具お取り替え情報

http://www.com-et.com/jp/page/kiki/suisen

TOTO製品の品番がわからない場合の確認フローがあります。

http://search.toto.jp/contents/navi/construction/guide/hinban_default.htm?_ga=1.59970213.943742056.1412817583

 

 INAX(LIXIL)

過去カタログ閲覧LIXIL http://iinavi.inax.lixil.co.jp/cataloglib/backnumber.php

http://www2.lixil.co.jp/rp/dfw/exsas6/oldwebcatalog/

INAX(LIXIL)取扱説明書等

http://iinavi.inax.lixil.co.jp/service/manual/?_ga=1.38705067.961627945.1414055554

 

 パナソニック 旧カタログ http://esctlg.panasonic.biz/iportal/CatalogSearch.do?method=catalogSearchByAnyCategories&volumeID=PEWJ0001&categoryID=849450000&designID=retireOut&topCategoryID=553670000

パナソニックの製品 取扱説明書等

http://www.panasonic.com/jp/support/consumer/manual.html#06

 

 カタログ図書館 http://www.e-setsubi.net/s/library_i

関連記事