2016-03-25

Y様のヒアリングと耐震診断。耐震補強を行いました

「1」では、土地状況を再認識できるだけでなく、地域の歴史や今の住宅状況など、興味深いお話を伺うことができました。

「2」では、新耐震以降に建設された建物ということもあり、一安心。
しかし、なかなか伝えにくいことではありますが、現行の基準ではないこと、また建設時に当初の基準通りに施工されているかを確認する必要があること。「重心と剛心」のバランスは検証したほうが良いことをお伝えしました。

「3」では、説明をするとY様から「実は……、普段から前面道路の車の往来や風が強い時に揺れを感じるのです。
これが普通なのかな？こんなもんなのだろうな……と思っていたのです」というお話を伺えました。

そこで、事前情報をもとに検証した耐震診断書を見せて、現状の建物について説明を加えました。
壁の位置やバランスについて理解を深め、揺れの原因を少なからず実感された様子でした。

耐震診断、耐震補強のすべてを伝え、理解を得ることは難しいことですが、すこしでも関心が得られたのではないかと思います。

現状を詳しく見せてもらうための耐震診断。その診断に基づいた現状診断書と、対策としての補強案の提示を受け入れていただくことができました。

漠然とした不安の中、多少は霞も晴れていくように感じられたのではないでしょうか。