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2016-03-25

耐震補強のきっかけは、浴室を新しくすることから始まった「プラスαの提案」

板橋区のY様の事例を紹介します。
(平成8年/1996年築、木造2階建、築年数17年、2013年耐震補強)

当初Y様は、古くなった浴室をユニットバスに新調するだけの工事を予定していました。 Y様より相談を受けた工事担当者のAさんは内装・設備が専門ですが、日頃より私たちと仕事をしていたこともあって耐震について関心を持ち、その必要性に共鳴していました。

浴室を撤去する際に、建物の柱や梁などの構造部分が露出し、一部であっても耐震補強が可能なことを予備知識で持っていたのです。

「この機会に耐震性を調べてもらい、新しい浴室の壁で隠れてしまう箇所を必要に応じて補強したらいかがでしょうか」と耐震診断と補強の提案をしました。

初めは「耐震補強? 耐震診断?」と半信半疑だったY様も、Aさんとの長いお付き合の中での信頼関係が幸いして承諾。
Aさんから、「耐震診断を受けた方が良いことはなんとなく理解してもらえたのですが、それ以上はいい加減なことも言えないので『耐震診断と補強工事の経験が多い方を今度連れてきます』ということになりました。
力を貸してもらえませんか」と専門家の私たちに声がかかったのでした。

役立つプラスアルファを考える

きっかけは、「お客様からの要望に応えるだけでなく、ほかにできることはないか。」といった、専門的な目を持ち、プラスαの提案があったことに始まったのです。

では、具体的にはどのような流れで耐震性の検証は進められていくのでしょうか。

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