『うちのシャワー弱くない?』と感じたら、チェックしてみましょ!
「うちのシャワー弱くない?」と感じたら、どこかに不具合があるのかもしれません。調整をするだけで済むのか器具を交換をする前にまずは、チェックしてみましょう。それでも改善されない場合は、器具の交換が必要なのかもしれません。
いよいよ限界か?
「なんだかうちのシャワー、弱くなぃ?」と家族から言われ、
「???そうかな?」
10年ほど使っていて「正直こんなものかなぁ」と、諦めていたところもありました。
しかし、
『確かに・・・最初はもう少し勢いがあったようにも思えます。』
徐々にシャワーの勢いが弱くなることに慣らされていったのかもしれません。
最初は勢いがあったのに、シャワーの勢いが弱くなった?と感じてませんか?
そんなときの確認ポイントと対処方法です。
まずは・・・
清掃と吐水量の調整確認、チェックを行います。
1;シャワー水栓の水とお湯の流水量調整のネジ(マイナス形状)が最大限空けてあるか。
2;ホースとシャワーヘッドを外して、ストレーナーにゴミが詰まっていないか。
3;ホースに詰まりはないか。
4;シャワーヘッドの面にある小さな穴の目詰まりはないか。
それぞれ確認し、掃除をしてみます。
次に・・・
温度調整で吐水量が改善されるか、チェックを行います。
水だけの時にはある程度の勢いがあったので、給湯温度を上げて、水とお湯の混合比を変える。
以前より温度を上げ、熱くなったお湯の量を少なく、水の量を多くして、適温の吐水を確保してみる。
効果は・・・あまり変わらな様子です・・・。
仕方ない、器具交換してみますか・・・
調整と掃除で思うような効果が得られなかったので、シャワーヘッドを低水圧用のものに交換をしてみることにしました。
たくさん種類があるので迷います。
低水圧用シャワーヘッドの仕組みは、シャワーヘッドの吐水面に開けられた多くの穴が
0.30ミリと一般的な穴の約1/3程度の大きさとすることで、
噴出する勢いが上がり、低水圧でも勢いのあるシャワーを浴びることができるようになるようです。
下の写真、
グレーの吐水面(交換前既存シャワーヘッド)と、
シルバーの吐水面(交換した低水圧用シャワーヘッド)穴の大きさを比べてみてください。
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0238-630x473.jpg)
既存の標準的なシャワーヘッド吐水面
ヘッド直径85ミリ、穴の数141個、穴径約0.5〜0.6ミリ、最大吐水外周穴径60ミリ
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0237-630x473.jpg)
低水圧シャワーヘッド吐水面
ヘッド直径63ミリ、穴の数250個、穴径約0.3ミリ、最大吐水外周穴径40ミリ
ヘッド直径と、穴径を小さくして勢いのある吐水を確保していることがよくわかります。
数あるシャワーヘッドから選ぶのは大変ですが、
現状よりもヘッドが小さく、穴径が小さいものを選ぶと良いかと思われます。
本当にシャワーの勢いは戻ったの?
シャワーの勢いは本当に戻ったのか?見てみましょう!
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0227-630x473.jpg)
交換前(既存シャワーヘッド)
確かに、弱々しい・・・
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0232-630x473.jpg)
交換後(新規シャワーヘッド)
よかった・・・『勢いが戻った!!。』
取り付けて試すまでは、本当に不安でした。よかったぁ〜。吐水面の径が小さくなりましたが、
勢いがあるので、良しとしました。
実は・・・
もしかしたらホースになんらかの不具合があるのかもしれないと思い、
実は、念のためにホースも交換してみました。
ホースのみ交換して、シャワーヘッドは既存のままでどのくらい変わるのかを試してみたのが、
次の写真です。
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0230-630x473.jpg)
既存シャワーヘッドでホースを交換したら・・
ホースの交換だけでも、勢いが少し戻っています!!
ということは、ホースに原因があるようです。
ホースがどんな状況になっているのか・・・
ホースを調べると・・・
既存のホースは、新しいものに変えるので
古いシャワーホースの状態を調べてみます。
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0242-630x473.jpg)
シャワーホース(水栓からの流入口側)
わかりにくかもしれませんが、内部ホースは円形です。
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0239-1-630x473.jpg)
シャワーホース(中間部)
ここも円形です。
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0246-630x473.jpg)
シャワーホース(ヘッド付け根から20センチほどのところ)
??少し潰れている?楕円形です。
![](https://p-plus-alpha.net/wp-content/uploads/2019/03/RIMG0240-630x473.jpg)
シャワーホース(吐水側、ヘッド付け根)
ホース内部が勾玉状に変形しています。
シャワーヘッドの稼働に伴い、ホースへの負担がかかってしまうため変形したのかもしれません。
シャワーホースを使って、お風呂掃除をしたりするときにホースがどうしても折れることがあります。
ホース内部が経年劣化で変形してしまったことが原因で、
流れを阻害してしまったのかもしれません。
ホースに不具合があったことの原因が究明できましたが、シャワーヘッドも新しいものに変えてスッキリ!
最初はある程度でもシャワーの勢いがあったとしたならば、
ヘッドの交換よりも先に、ホースを見直した方が良いかもしれませんね。
それから、普段からシャワーホースが折れないよう扱うことにも注意が必要と感じました。
そうは言っても、ヘッドも重さがあるので難しいところではあります。
お風呂場の清掃の際に、シャワーホースを使わないでできないものか・・・と思い工夫したことがあるので。
今度改めてご紹介いたします。
参考までに今回交換した機器の品番は
シャワーヘッド ; 株式会社アラミック シルクタッチシャワーⅡ(品番STB-2B)
シャワーホース ; SANEI株式会社 PS30-570TXA-1.8
※既存のホースは1.6Mでしたが、風呂場の掃除の際に
少し短く感じていたので1.8Mにしてみました。