2016-03-25
耐震診断は、訪問前にできる限り検証して仮説をたてることが大切
耐震診断・耐震補強という言葉は多少知られていても、「まさか自分の家で?」と思う方が多いのではないでしょうか。
AさんがY様から厚い信頼を寄せられていたから、実現した話だと思います。
Aさんの「お客様からの要望に応えるだけでなく、ほかにできることはないか」という普段からの思いに私も共感し、お手伝いさせていただくことになりました。
Aさんには訪問前にY様の住宅に関する次の資料をお願いしました。
- 現状の建物図面
- 確認申請書類
- 内装、外装の状況(仕上、下地)
- 屋根材
- 劣化状況
- 間仕切り変更などの改修の有無
- 写真
これらは耐震診断ソフトに入力するための情報です。
現地に行った時にも調査を行いますが、事前に仮定で入力し診断することで、建物の状況をある程度つかむことが可能となります。 初回訪問時にその情報と照らし合わせることで、より深い診断を行うことができるのです。
それが、次の正確な判断とアドバイスにつながるポイントです。したがって、「1」「2」がない時は、現地調査の後に診断と検証を行うことになります。
Y様の時は、「1」と「2」の資料がありました。
「3」~「6」はAさんに聞き、不明な所は仮定。「7」は現地の雰囲気がわかれば良いので、数枚の写真を送ってもらいました。
この建物の今について、状態をどのよう伝えたらわかりやすく関心を持ってもらえるのか。建物の素性を見つめ、強度の検証と合わせてどのような建物なのか、想像を膨らませておくことが肝心です。
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