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2016-03-25

ホームインスペクション(住宅診断):屋外を擬似体験!

インスペクションをウェブ体験してみよう!

最近、話題になっている「インスペクション(住宅診断)」って何? 一体全体、どんな工程で、どういったところを点検してくれるの?

そんな疑問にお応えします。ここでは、日々の現場で行われている診断の様子や、そこで重視されているチェックポイントについて、ビジュアル的に紹介していきます。

今回は、築12年の建売住宅。申込みから事前準備を経て、いよいよ現地集合へ。外まわりからスタートして、バルコニーやベランダをふくめた、屋外の調査です。

それでは、実際にウェブ体験をはじめてみましょう。

まずは、挨拶から。調査対象の住宅を訪問

調査対象の住宅を訪問

まずは挨拶から。調査する住宅を訪れて、専門機材を搬入。作業着への着替えなども行います。新築の場合は、現地で合流。顔合わせをしてから、次の工程へと移ります。

 

手順の説明とヒアリング。事前情報をもとに焦点をしぼって診断へ

資料や図面をもとにヒアリング

これからの手順を説明します。事前に打ち合わせておいた資料や図面をもとにヒアリング。限られた時間のなかで、どこに注力すべきか、焦点を絞っていきます。

はじめは、外まわりから。遠くから目視して、全体の構造や屋根の劣化を把握

遠くから目視して、全体の構造や屋根の劣化を把握

いよいよ診断スタート。まずは、外まわりからはじめます。遠くから見ることで、建物全体の構造を把握。また、スコープを使って屋根の劣化や、外壁にゆがみや変形がないかを確認していきます。

肝心要の「基礎」のチェック。ひび割れなどの劣化を点検する

肝心要の「基礎」のチェック

建物の荷重を担う「基礎」を確認。コンクリートにひび割れがないか、丁寧に診ていきます。

外壁の塗装や継ぎ目のひび割れをチェック

外壁の塗装や継ぎ目のひび割れをチェック

外壁の塗装もチェック。経年によるダメージで劣化していないか、あるいは継ぎ目にひび割れがあって、防水性や気密性を損なっていないかをチェックします。

雨どいも実際に触れてみて。軒裏の点検も欠かさずに

雨どいのチェック

雨どいが外れたり、ぐらついたりしていないか。あるいは、接続部から水漏れはないか。目視だけでなく、実際に触れて確かめます。また、軒裏もチェック。防水性の指標になるため、ここの点検も欠かせません。

「排水桝」をはじめ、外まわりの外部設備も子細に点検

外部設備も、子細に点検

そのほか、外まわりに備えつけられた外部設備も、子細に点検していきます。排水の維持に不可欠な「排水桝」をはじめ、ガス給湯器、水道メーターも状況に応じて。隣接した土地のあいだ打たれた「境界杭」の場所なども診ていきます。

次はバルコニー。「水準器」を使って、勾配と水はけを診る

「水準器」を使って傾斜を測定

外まわりの点検が終わったら、バルコニーやベランダに移動。雨水の受け皿になる場所なので、防水・排水性が肝心です。「水準器」を使って傾斜を測定。水はけが保たれ、建物の内部に侵入していないかを点検します。そのため、床の塗膜にも注意を払って診ていきます。

「インスペクション・ミラー」で、普段は目につかない場所もチェック

普段は目につかないサッシ下などにも劣化のチェック

普段は目につかないサッシ下などにも劣化がないか、「インスペクション・ミラー」を使って丁寧に診ていきます。

金具がしっかりと固定されているか。屋根や雨どいも至近距離で

金具がしっかりと固定されているかを確認

部材を組み合わせる、金具がしっかりと固定されているかを確認。ほかにも、雨どいや屋根をはじめ、高所ならではの至近距離から点検します。

防水性は万全か。屋内の状態と照合して、総合的に判別

雨水が配線をつたって建物に浸入していないかをチェック

そのほか、床面の塗膜が劣化していないか。あるいは、つなぎ目のシールが劣化していないか。雨水が配線をつたって建物に浸入していないか。内部の劣化につながる防水性についても、総合的に診ていきます。
これで、屋外はひと通り終了。次は、屋内をチェックしてみましょう!

ホームインスペクション(住宅診断)を擬似体験!

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