2016-03-29
新築戸建住宅内覧会6:床下検査はとてもお勧めです
厚化粧にごまかされないで
水分は建物の天敵です。
雨天にも関わらずブルーシートで覆ってない現場を目にすることもありますが、全てを包んできれいにお化粧を施せば、立派な新築のできあがりです……。
新築内覧会で、そんな化けの皮を剥ぐには、床下の検査がおすすめです。
なぜなら、外まわりのコンクリートは字のごとく、「化粧モルタル」でコーティング、ヒビやコンクリートの欠損などがあったとしても、覆い隠されてしまっています。床下からは寝起きの素っぴん状態のコンクリートが診られます。
不具合が何もなかったら、それはそれで素顔美人をほめましょう! 目につきにくい場所も手を抜かずにていねいに仕事をしてくれたのだと安心感が得られるはずです。
施工時に溜まった雨、検査がなければカビの発生は免れないことでしょう。給水管からの水漏れなど、生活上では気づかず「おかしいな」と思ってからでは大変です。
とはいえ、予算や都合で住宅検査をできない方のために、簡易チェックの方法を紹介します。
床下の点検口は、通常は水が使われるキッチンや洗面所にあります。
フタを外すと収納箱があるので、それらを退かし、全ての水を流してから床下へ、懐中電灯などで照らして、見える範囲で確認してください。
細かいことはわからなくても水が漏れているかどうかはわかると思います。
きたない床下は要チェック!
ゴミやタバコのすい殻、残材、資材の放置などがあったら、見えないところに手を抜いている可能性があります。
その際にはぜひ専門家を頼ってみてください。
危険を伴いますのでご自身で床下に入らないことをお勧め致します。
新築住宅内覧会は、ここをチェック!
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