新築戸建住宅内覧会3:扉やサッシに触ってみましょう
扉のキズにも注意
扉の取っ手が、左右逆に取り付けてしまったのか以前のキズが残っていたのが気になりました。
このような時、内覧会で売主に伝えておけば補修か交換してもらえる場合もあります。
扉に触って強度や角度を確認
アームストッパーと呼ばれる扉を一定の角度以上に開けなくする、金物が、簡単に外れてしまいました。扉は一年で1000回以上うごかすもの。簡単に外れてもらっては困ります。
体当りする必要はありませんが、ふつうの力で開閉。金物の強度や開口角度を確認してください。簡単な調整で角度は変えられます。(写真の扉はビスを取り付ける場所に下地の木材が入っていない可能性があります)
扉に接触障害物はないか?
新築でよく見かけるようになったホスクリーン、物干し竿などをかけるために天井から吊した金物です。写真のケースでは扉を開放するとぶつかってしまうため、位置を変更する必要があります。
濡れた洗濯物をかけると、ホスクリーン一本あたり約8kgの荷重を受けることになります。
下地の木材がある個所に変更するか、天井をめくって新たに補強する必要があるのでご注意ください。
扉どうしがぶつかる
3階建の住宅などの片開き扉でよく見かけるのですが、開閉するとぶつかるケースがあります。
中古住宅では、その衝撃でぶつかったキズが付いたことがよくわかります。狭い敷地にむりくり廊下付のプランを当てはめたことが原因だと思われます。
吊元の位置を変えたり、開き方を変えたりすることによって対応できる場合があります。費用が発生するケースも多いのですが、扉の開いている状態が確認できるように、扉に窓を付けることも対処法のひとつです。
カギが掛かりにくい
サッシのカギがジャリジャリと擦れ、掛かりにくい場合があります。開閉は試してみても、カギの施錠まで気がまわらないものです。サッシの取り付けの悪さからくるものかもしれませんので、是非とも試してみてください。
なお、サブロックもあるので、そちらもお忘れなく。
自分で確認できない、不安、心細い方は、
検査員が立ち会いサポート致します。