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2016-09-01

よきサポーターの紹介  道具たち

ネジザウルス

 リフォームなどの現場で古い器具などを留めているビスが錆び付いていたり、ネジのプラスの溝やマイナスの溝が潰れていて、ドライバーでネジが廻せないことがたまにあります。台座よりネジの頭が少し飛び出た形状(トラスネジ、ナベネジなど)の場合には、潤滑油(クレ5-56)を差して、時間をおいてからペンチの形状をした「ネジザウルス」を使ってネジの頭を掴んで回転させることができます。この「ネジザウルス」は通常のペンチの先端にタテの溝が切られているため、ネジの頭をペンチの先端で掴み食いつきやすく、ペンチを立てた状態で廻せる優れものです。指先でネジの頭をつまんで廻す感覚に近いのでとても使い易い。身体の感覚の延長線上に道具が機能しているといった印象です。

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株式会社 エンジニア http://www.engineer.jp/products/nipper/np04

ネジとりインパクト

 そーなんです。「ネジザウルス」ではできなかったことが「ネジとりインパクト」でできるようになったのです。それはネジ頭が台座から飛び出ていないネジ(皿ネジ等)の時です。今までは潤滑油を差し、ネジ頭に切ってあっただろう溝の形状に近いプラスまたはマイナスのドライバーの先端を当ててカナズチで叩き、ネジが浮くことを期待していました。ご存知でしたか?ネジは締める時には右廻りで締めますが、ネジの頭を叩くとネジに切ってある斜めのネジ山の溝と相手に切られた斜めのネジ山の溝が作用して左に回転をして浮いてくるのです。その原理を利用した方法です。少しでも浮けば「ネジザウルス」でまわせます。しかし、そう簡単にはいかない。うんともすんともいかない時には、1.5ミリ〜2.0ミリくらいのドリルでネジの中心に穴を開けると振動でビスが緩み除去できます。しかし、サビが進行していると動きません。その穴に先端の平たい金物を差し込み廻す、最後にはドリルの径を大きくしてネジの中心から崩し除去するしかありません。

 この「ネジとりインパクト」は叩いてネジを浮かす専用道具です。ネジ山が残っている場合には、先端がプラスのビットを使ってネジ山に当てて持ち手の頭(後端)を叩き最大で45度回転させてネジを緩ませることができます。ネジ山がない場合にはオレンジ色のビットをネジの頭に当てて同様に叩くと、潰れたネジの頭に溝が切られ、ネジに食い込み回転させ緩ませることができます。また心強いサポーターが増えました。

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株式会社 兼古製作所 http://www.anextool.co.jp/files/1903N-1903NS1.pdf

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